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大学院入試に落ちた。(3)

 先日の記事の最後に書いたとおり、アイドルマスターシンデレラガールズのアニメを見直しました。 
卯月が成長して、キラキラしたなにかを見つけることが出来るまでの21~24話までを視聴しました。

 放送当時はリアルタイムで視聴していたものの、卯月を直接見ていたわけではなかった(見ようとしてなかった)ので、改めて今見なおしてみるととても新鮮でした。卯月の感情・考えが視聴者に伝わるように、効果的に演出が散りばめられていたなと感じました。

まず21話「Crown for each」
 しぶりんにプロジェクトクローネへの勧誘が来て、ちゃんみおも演劇に挑戦しようとして、ニュージェネレーションズがバラバラになりかけたお話です。視聴して感じたのが、ちゃんみおも、しぶりんも、ちゃんとした自我を持っているな~と。演劇に挑戦して、本人が得意だと思っている演技を練習し、一番早く自分なりの手応え(答えというと少し変かも?)を掴んだちゃんみお。しぶりんを励まそうと卯月が「3人でちゃんとお話しましょう」って言うところも、ニュージェネレーションありきの発言で、それでまた3人が元に戻るかもという希望を抱いていたのかもしれません。
 そして、ちゃんみおに「しぶりんの気持ち、分かってきた」と言われて、しぶりんがトライアドプリムスに入る決心をしました。歩道橋のシーンでしぶりんがその思いを卯月に言おうとするんですけど、ここで卯月がそれを遮るかのように「いいと思います 私も頑張ります」って言うんですよね。しぶりんに直接言われるのが怖かったのかもしれないです。ちゃんみおがやりたいことを見つけに行って、しぶりんもちゃんみおの後に続いて卯月だけ置いて行かれてしまうのではないかという不安。でも、卯月は優しい娘なので、そんな不安を伝えるわけでもなく心に抱えて、「しぶりんがそう決めたなら、私も何かを探さなきゃ」という責任感を背負ったのだと思います。そうして秋のライブはしぶりんがプロジェクトクローネとして参加し、ちゃんみおと卯月はライブには出ずに裏方でサポートをすることになりました。
 最後に卯月はプロデューサーにやりたいことを聞かれて「3人で頑張りたい」と答えています。3人で何がしたいのかを具体的に答えていないところがミソだと思うんですよね。ニュージェネレーションズとしてこのままプロデューサーに仕事をもらって、ライブをしていければいいと、現状維持を望んでいたと。アイドルになりたい、そしてキラキラした存在になりたいという卯月の願いは本人の中で煮え切れず、半ば叶った形になっていたのではないかと。それも3人の、ニュージェネレーションとして活動していたからこそ輝いていたと卯月が感じていたとすれば、他の2人がそれぞれの道を進んだ時、自分一人で輝けるのかという葛藤が生まれるはずです。「私のいいところってなんでしょうか」という卯月の質問にプロデューサーは「笑顔です」と答えます。この段階ではプロデューサーがそう言ってくれるのなら、という誤魔化しの自信で自分に言い聞かせて「頑張ります」と返しているのかなと、演技から伝わってきました。ここのシーンは24話での対比になっています。

22話「The best place to see the stars」
 秋のライブ回、卯月は舞台には立たずに、裏方の仕事をこなします。ちゃんみおはしぶりんに会いに行って、「ニュージェネレーションズとして出たかったけど、今はお互いに頑張って次につなげよう」と激励します。ちゃんみおは成長して、しぶりんに本気の気持ちをぶつけています。このシーンの裏で卯月は別の楽屋で準備をしていました。この描写は、しぶりんやちゃんみおと向き合う自信がない卯月を表しています。そして始まる、トライアドプリムスによる「Trancing Pulse」
 歌うしぶりんを見る卯月は、憧れからふと我に返るような表情をします。しぶりんが格好良く、ニュージェネレーションズとしてではなく歌う姿。その姿を見て、「凛ちゃんの歌はニュージェネレーションズじゃなくても輝いている。じゃあ私の笑顔はどうなんだろう」と自問自答をしてるのではないかと想像できます。両手を強く握るカットはそういうことを言ってるのではないかと。そうしてライブが終わった直後のシンデレラプロジェクトのミーティングで、何かを決心した後に、「私、頑張ります!」としぶりんとちゃんみおに言います。ここから先の卯月の「頑張ります!」は、これまでとは全く違う意味に変わっていきます。そして、卯月は「私も、他の2人が見つけた何かを見つけなきゃ」という義務感を、ここで背負ってしまいました。
 その後の卯月と美穂の宣材撮影で、卯月はカメラマンに「笑顔が硬いよ」と言われます。そして、カメラマンに謝罪するプロデューサーを見てしまった卯月は、私のいいところは笑顔と言ってくれたプロデューサーに笑顔ができなくて迷惑をかけてしまった、しぶりんがいるのに情けない自分を見せてしまった罪悪感(罪悪感ひとつでは言い表せないぐちゃぐちゃな感情)に襲われます。プロデューサーに「挽回しましょう」と言われた卯月は、頑張りますを連呼して、何のために頑張るかを見失ってしまっています。この直後の「上がられたほうが良いかもしれません」とプロデューサーに言われた後の卯月の心の中は、ポンコツな私の頭では推測出来ませんでした。推測しようにも卯月はここの場面においては心の整理が出来ておらず、こうなんだと言える思いが無いんですよね。

 ここまで読んでくれた方、そんな物好きがいたのならばお礼を言います。ありがとうございました。
 拙い駄文でしたが、結局何が言いたいかというと、卯月という一人のアイドルに、ここまでのストーリーを持たせて、大きな成長を描いてくれたアイドルマスターシンデレラガールズは最高だということです。ここまで書いてきた文はすべて私の推測であり、脚本家や監督の意図とかけ離れている部分があります。なので、こんな駄文に時間を使うより就活したほうがいいでしょとか、こうやってアニメ見て文章書くことに時間を使っている奴もいるんだなとか、何かしらの気持ちが、読んでくれた方に生まれていただければ幸いです。
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